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はじめに
 ある理由で(^^;GWや盆、暮れ以外に長い休みが取れることになった。こうなったら、いつもは行けない所に旅に出なくては。国内は3日程度の休みがあれば大抵どこでも行ける。こうなったら海外に行くか。特に海外旅行は時期により費用が大きく違うので、GWの後に出掛ける事にした。
トレッカー(StarTrekのファン)なので、ラスベガスは一度行きたいと思っていたのでアメリカ行きを考えて、ツアーのパンフレットを探すと、ロサンゼルスとラスベガスを回るツアーがあった。ロサンゼルスといえば、ドジャーズ。日本のプロ野球は何試合も観戦して、野球場も現在のフランチャイズでは大阪ドームとドーム化された西武ドーム以外は全て行った事があるので、メジャーリーグの試合も見てみたい。ここでメジャーリーグの日程表を見ると、ロサンゼルスで試合があるのは5月12日から。ドジャーズには野茂、石井の二人の日本人投手が活躍しているので、2試合見ればいずれかは日本人投手が登板するのでは無いか?と思い、ロスで2試合観戦する事にした。ホテルは日本では安いビジネスホテルやカプセルホテルに泊まっているので、あんまり高級なホテルに泊まっても疲れそうだから一番安いのにして...と旅行社と相談しながらプランを決定して、5月9日に出発する事にした。GW期間中は近いところに遊びに行ったり、旅行の準備をしていたが、数日前に風邪をひいたようで、風邪が完全に治りきらないうちに出発する事になった。

1日目(2003年5月9日)
 コスト低減を考えると、「ムーンライトえちご」を使いたいところだが、出発時間まで時間がありすぎるし、荷物も大きいので素直に新幹線に乗る。E2系「はやて」編成の「とき」である。車内でぐっすり眠ってしまい、目が覚めたら隣の席に置いていたトランクが転がって通路に出ていた。東京に到着してちょっと腹が減っているので駅の蕎麦を食べてから、総武線地下ホームへ移動。初海外なので、こんな事でも無いと乗らない「成田エクスプレス」の指定を取っておいた。車内は主に出張と思われる日本人と、外国人が半々といったところか。成田線に入ると車窓もローカル線の佇まいになった。
成田に到着。空港に入るのにパスポートが必要になっている。エスカレーターで4階まで上がって、JTBのカウンターに行く。カウンターで手続きの手順を聴いて、出国手続きを行う。荷物を開けてチェックされた。その後はトランクは預けて、身軽になってから手荷物検査と出国の手続きを行い、待合室で時間まで待ってから搭乗開始となる。ラッキーな事に窓側で、3人掛に自分一人である。SARSの件もあるので、この点は安心だ。機体はB747-200で、十数年振りのジャンボ機だ。(新潟には普通ジャンボ機が来ないからな)ノースウエスト機なので、客室乗務員は殆ど米国人で1名のみ日本人らしい。英語が通用するかちょっと不安。15:00に成田を離陸。飛行機が渋滞していた。飛行機が滑走を始めて離陸するまでにかなり時間が掛かった気がする。(実際掛かっているだろうが)飛行機は田園地帯を抜けて海上へ出た。遠くに犬吠崎が見えるので、九十九里浜だろう。しばらく日本とはお別れである。
 水平飛行に移り、飲み物が配られた。早速英語の出番である。「Hot Coffee」と言ってみる。どうやら通じたらしい。しばらくして、昼食兼夕食が配られる。「Beef or chicken?」と言っているようだ。そういえば、配られたメニューには、2種類から選べるようになっていた。機内食はあんまり美味いものでは無いが、選択肢は無いし、腹が減っているので残さず食べてしまう。機内では映画が上映されているが、英語のセリフで、字幕は中国語なので内容が分からない。離陸してから3時間程経過して、いつもなら日が暮れる時間なのだが、高度が高い為かまだ夕方のようだ。今日は1日がやたら長くなるので、一眠りする。目が覚めると日が暮れて来ていた。しばらくしたら完全に日が暮れて、空には星が広がっていた。また一眠りするがあまり眠れなかったようだ。
 短い夜が明けた。太陽の動きと逆に飛んでいるので、夜のエリアが短くなったわけだ。4時間程だったろうか。相変わらず映画を映しているが、意味不明である。一応朝食と言う事で、軽い食事が出た。右下に何やら陸地のようなものが見えてきた。どうやらアメリカ大陸らしい。映画の上映が終わって、GPS画面が出てきた。飛行機は徐々に高度を落としてアメリカの農場地帯が見えて、徐々に都市部が見えてきた、サンフランシスコ湾が見えて、海岸近くに赤い吊橋が掛かっている。あれがGolden Gate Bridgeのようだ。近くに見える島はアルカトラス島だろうか。一旦空港の脇を通過してから、180度反転して8時間振りに着陸した。今の時間は午前8時。5月9日をもう一度やり直しているような感じだ。
荷物を受け取って、入国審査を受ける。「Visitor」の列に並び、パスポートと入国カードを見せると、係官は何やら質問しているようだ。教科書通り「Sight Seeing,7Days」と答える。さらに何か質問してきたが、何を言っているか分からない。言い方を替えて、「・・・・First Time?」と質問して来た。「どうやらアメリカに来るのは初めてか?」と質問しているようだ。「Yes.First Time」と答えて、これでOKだったようだ。到着ロビーに出て、乗り継ぎ便の所にJTBの係員が待っていた。ここでまた荷物を預けてから国内線ターミナルに移動して、乗換え手順の説明を受ける。どうやらテロの影響でチェックが厳しくなっているようだが、他は簡単らしい。2時間くらい時間があるので、ターミナルから外に出てみる。新交通システムのような乗り物が高架を走っている。初めて軌道系交通機関を見た。まだ十分時間があるので、朝食兼昼食を
食べる事にする。ハンバーガーの店があるので、他の客が買うのを観察してから、自分も買った。どうやら自分で食べたい物をトレーに取って、後で会計する仕組みのようだ。(セルフうどん方式)搭乗30分程前になったので、チェックを受けて待合室に移動する。国内線では靴も脱いでX線検査を受けるようだ。フィルムは手荷物なら大丈夫との事だが不安だ。国内線の待合室は古く、日本のローカル駅の待合室を思い出す。
搭乗時間となり、順に搭乗する。AMERICA WEST AIRLINESのA319型機だった。新潟空港では御馴染みのA320の短縮版だが、今のところ国内には無い機体なので貴重かも。客室内はA320とほとんど同じだが、こんな路線でもビジネスクラス席があるのは日本では考えられない。また眼下にGolden Gate Bridgeが見えた。飛行機は東へ向かい、ロッキー山脈らしき雪山を眼下に見て、砂漠地帯に入る。岩山と機械的な農地が広がっていた。山越えのあたりでは飛行機がグラグラ揺れてちょっと怖い。飛行機の高度が下がってきて砂漠の中に街が見えてきた。何やらビルや塔のような建物が見える。ラスベガスの街に間違いない。ラスベガス空港に無事着陸。到着ターミナルに出ると、JTBの係員が迎えに出ていた。荷物を受け取る前に既にカジノがある。荷物を受け取って、JTBのバスでホテルへ向かう。巨大なホテルがいくつも建っている。ホテル内に着いて、オプショナルツアーの説明を受ける。ラスベガスに来た人は、1日はグランドキャニオンに行くのが普通らしいが、今回のツアーの目的は別なところにあるので、ラスベガスではオプショナルツアーは使用しない。
 さて、ホテルに着いて、ラスベガスでの行動予定を考える。日本時間では翌朝になっているが、まだ昼過ぎなのでラスベガスに来た最大の目的である、「Star Trek The Experience」に行く事にする。ここは要するにスタートレックのテーマパークで、「Las Vegas HILTON HOTEL」内にある。私の泊まっているホテルの近くから巡回観光バス「Strip Trolley」に乗れば行けるようなので、それを使う。丁度JTBから無料乗車券を2枚もらっていた。このバスはLas Vegasの大手ホテルに停車するが、一旦ホテル内の駐車場に入るので、意外と時間が掛かる。30分程掛かってLas Vegas HILTON HOTELに到着。バスを降りてホテルに突入するが、広くてどこがExperienceの入口か分からない。カジノの一角に入口を発見。入場料24.99$を払って中に入る。入口はスタートレックの博物館になっていて、全シリーズの歴史や、実際使用された衣装や小道具などが展示されている。博物館の部分が終わると、エンタープライスDのブリッジに入り、突然「クリンゴンの攻撃を受けたのでシャトル(小型宇宙船)に乗ってクリンゴン艦を撃破して欲しい」と、スクリーンに現れたライカー副長の命令を受けて、シャトル格納庫に移動して、実際にシャトルに乗り込んでクリンゴン艦との戦闘が始まる。いわゆる「ライド」というヤツで、映像に合わせてシャトルが前後左右に揺れて実際に宇宙船に乗っているような雰囲気を味わえる仕組みになっている。説明が英語で良く分からなかったので詳しい内容については、こちらを参照下さい。 アトラクション部分が終わると、宇宙ステーションDeep Space 9のバーが再現されて、実際飲食できるようになっていて、隣ではスタートレックグッズを販売している。グッズを少し買って、クリンゴン人が飲むコーヒー「ラクタジーノ」を飲んでみる。
 一応Las Vegasに来た第一目標を達したので、一旦ホテルに帰ってから夕食を食べる事にする。また帰りも「Strip Trolley」に乗車する。Las Vegas HILTON HOTELは循環ルートのほぼ南端に当たり、ここからルートの中間より少し北にある自分のホテルまで戻るが、料金は変わらないので最北端まで行って折り返す事にした。巨大豪華ホテルを巡回する為、結構時間が掛かってしまった。昼食は食べたような、食べていないような状態なので夕食は大量に食べたくなる。Las VegasはBuffetといういわゆるバイキング料理が名物と言う事なので、歩いて近くのParisという偽エッフェル塔があるホテル内のBuffetに行く。料金は前払いで、席に着いたら勝手に皿に料理を取って食べる仕組みのようだ。そう滅多に食べられない、ステーキ類やロブスター等を食べる。3回ほど取りに行ったかな。最後はケーキで締める。水やコーヒーを持ってきてもらった時に、旅行ガイド書いてあった通り1$のチップを渡していたが、ウエイターは何やら驚いていたようなので、渡さなくて良かったのだろうか?
 満腹になり近くのベラッジオホテル前で噴水ショーをやっていたのでちょっと見てからホテルに戻る。午後10時頃だったかな。TVを見てみるが当然英語なので、内容がよく分からない。ニュースとスポーツは字幕も出るのでなんとなく分かるが。新潟を出発してから40時間くらい横になって寝ていないので、さっさとシャワーを浴びて眠ってしまった。


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